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Text File  |  1996-05-10  |  6KB  |  139 lines

  1. ByeClock について
  2.  
  3. 履歴:    Version 0.8.1
  4. 発行日:    1995年 8月 18日
  5. 修正日:    1996年 5月 10日
  6. 発行者:    六角 文雄
  7.  
  8.  
  9. 1. ByeClock って何?
  10.  
  11. ByeClock は時刻を指定してマッキントッシュをシャットダウンできる時計です。毎日の所定の時間にシャットダウン処理を行います。知人の要望を契機に、マシンの消し忘れ防止のために作りました。
  12. メモリ消費量は 96K バイト (68K Mac では 48K 程度でも動きます)、CPU の消費頻度はバックグラウンドにおいては1秒に1回と、低資源消費の経済的な設計になっています。
  13.  
  14. 所で、超簡単シンプル時計の ByeClock は、当初 32K のメモリで動きました。要望を頂いて仕様拡張するつどサイズが膨らんで、とうとう 96Kになってしまいました。今後も ByeClock は小型・低資源消費の時計でありたいと思いますので、多大なご要望には応じられないかもしれません。悪しからずご了承下さい。
  15.  
  16.  
  17. 2. どうやって使うの?
  18.  
  19. 2.1. 主な機能
  20. 起動すると時計画面が出てきます。普段は時計としてお使いいただけます。
  21.  
  22. File メニューの "Preferences..." でシャットダウンの時刻を指定して下さい。設定した時間になるとシャットダウン処理を行います。
  23. シャットダウンをキャンセルした場合は、"Retry asking when canceled" で設定した時間の後、再度シャットダウンを試みます。指定時間は1分から120分の間で選べます。
  24.  
  25. 単なる時計としてお使いになりたい場合は、"Enable Shut Down Timer" のチェックボックスをオフにして下さい。
  26.  
  27. Tips: Preferences ダイアログは時計画面をダブルクリックしても開きます。
  28.  
  29. 2.2. インストールする場所
  30. 「起動項目 (Startup Items)」のフォルダーに入れて、いつもマシンの起動とともに動き出すようにしておくとよいでしょう。もちろん、それに限らず、お好きな場所に置いていただいても構いません。
  31.  
  32. 2.3. シャットダウン処理
  33. ByeClock は定期的にマウスの動きを追いかけています。
  34. 設定した時間になるまでに、過去10分間以上マウスが動かされなかった場合は、直ちにシャットダウンします。マウスが動いていた場合には、ダイアログを表示して、本当にシャットダウンしてよいかどうか確認します。ダイアログでシャットダウンをキャンセルした場合は、指定時間後に再度シャットダウンを促します。シャットダウンの確認は、"Ask when you still use Mac" のチェックボックスをオフにすれば無くなります。
  35.  
  36. シャットダウンの確認ダイアログは10分間以上放置されると自動的に OK が押されたものとみして自動的に閉じます。
  37.  
  38. シャットダウンは、AppleEvent で Finder にシャットダウン処理を依頼する方式にしています。ファインダーの「特別 (Special)」メニューから「終了 (Shut Down)」を選んだのと同じ結果になります。
  39.  
  40. 2.4. 時計画面のサイズ調整
  41. 時計画面のウィンドウの大きさは、大小2種類選べます。ウィンドウ右上端のグロー・ボックスをクリックして大きさを選んで下さい。小さいサイズにしておくと、スクリーンを僅かしか占有せず、じゃまになりません。
  42.  
  43. 2.5. 表示フォントの選択
  44. Version 0.6 からは、表示フォントを自由に選べるようになりました。デフォールトのフォントは Times です。時計は時間(Times)を表示し、時間(Times)が時計を表示するシャレのつもりですが、日本語ではつまらない。:-)
  45.  
  46. 2.6. 表示オプション
  47. お好みに応じて、ある程度、時計の表示を変更できます。Preferences ダイアログで設定して下さい。
  48.     ・日付を表示する/しない。
  49.     ・秒の点滅をする/しない。(バックグラウンドにおいては常に点滅しない)
  50.  
  51. 2.7. 日付・時刻のコピー
  52. エディット (Edit) メニューの、コピー (Copy) を選択すると、現在の日付と時刻の文字をクリップボードにコピーします。文書中に日付を入れる際などにご活用下さい。
  53. 日付と時刻の書式は、コントロール・パネルの「日付と時刻 (Date & Time)」で設定された書式に従います。
  54. シフト・キーを押しながらコピーすると、日付のみコピーされます。
  55.  
  56. * 作者は Japanese Language Kit を使用しているため、漢字トーク7での正確な用語を知りません。不適切な表現がある場合は、適宜推測の上、正確な用語に置き換えて読んで下さい。
  57.  
  58.  
  59. 3. 動作に必要な環境
  60.  
  61. ByeClock は FAT アプリケーションです。Macintosh Plus 以降のどのマシンでも動作します。
  62. MacOS は System 7 以上が必要です。
  63.  
  64. ByeClock は Power Macintosh では最低でも 96K、68K Macintosh で48K バイト程度のメモリーを要求します。しかし、大量のフォントをインストールしてある場合はさらにメモリーを要する場合があります。どの程度必要かは環境によります。メモリ不足で不具合が出た場合には適宜ファインダーの「情報を見る」のウィンドウで調整して下さい。
  65.  
  66.  
  67. 4. お代はいくら?
  68.  
  69. ByeClock はフリーウェアです。無料でお使いいただけます。また、個人の使用に限り、作者の許可無く複製を作り再配布する事もできます。
  70.  
  71. ただし、作者は ByeClock の著作権を留保しています。著作権法に定める権利に基づき、作者の許諾なく、営利販売、営利貸与、改編、改造することを禁じます。
  72.  
  73.  
  74. 5. 添付のソース・コードについて
  75.  
  76. ByeClock の全ソース・コードを添付しました。Macintosh のプログラミングに興味のある方は参照して下さい。詳細は、別ファイルの "プログラマの方へ" に書いてあります。利用に際してはそちらをお読み下さい。
  77.  
  78.  
  79. 6. 要望やバグの連絡先は?
  80.  
  81. 下記の住所に電子メイルまたは郵便にてご連絡下さい。
  82.  
  83. E-Mail Address:
  84.     NIFTY-Serve:    PXL01437@niftyserve.or.jp
  85.     Internet:    rokkaku@roland.co.jp
  86.  
  87. 郵便住所:
  88.     〒433 静岡県 浜松市 初生町 1158-3-106
  89.     六角 文雄
  90.  
  91.  
  92. 7. 履歴
  93.  
  94. Version 0.8.2:    May 10, 1996
  95. プリファレンス・ダイアログのボタン枠がレジュームのとき正しく表示されないバグを修正。
  96.  
  97. Version 0.8.1:    April 25, 1996
  98. プリファレンス・ファイルの新規作成に失敗する致命的なバグを修正。
  99.  
  100. Version 0.8.0:    April 25, 1996
  101.     シャットダウン判別の不十分さを改良。
  102.  
  103. Version 0.7.2:    December 16, 1995
  104.     ソース・コードのメインテナンス・リリース。
  105.  
  106. Version 0.7.1:    December 10, 1995
  107.     Power Macintosh において、依然メモリサイズが不適切だったのを修正。
  108.     シャットダウン確認ダイアログが10分間以上放置されたら自動的に閉じるようにした。
  109.  
  110. Version 0.7:    December 4, 1995
  111.     FAT Application にした。
  112.     PPC Version にて、メモリサイズが不適切だったのを修正。
  113.  
  114. Version 0.6.0:    October 24, 1995
  115.     表示フォントを選べるようにした。
  116.     日付を表示するか否かのオプションを追加した。
  117.     秒のインジケーターを表示するか否かのオプションを追加した。
  118.     アイコンのデザインを変えた。
  119.  
  120. Version 0.5.0:    September 17, 1995
  121.     シャットダウン確認のダイアログを出すか否かのオプションを追加した。
  122.     Preferences Dialog をモードレスにした。
  123.     Inline++TSM とのコンフリクトを回避した。
  124.     時刻表示の追従を速めるため、バックグラウンドでの CPU 使用頻度を10秒毎にした。
  125.  
  126. Version 0.4.0:    September 7, 1995
  127.     シャットダウン処理を行うか否かのオプションを追加した。
  128.     シャットダウン再確認が10分後のはずが1時間になっていたバグを修正。
  129.     併せて、再確認の時間間隔を設定できるようにした。
  130.  
  131. Version 0.3.0:    August 18, 1995
  132.     Beta Release
  133.  
  134.  
  135. 8. Copyright Notice
  136.  
  137. ByeClock Copyright (C)1995-1996 Fumio Rokkaku
  138. All Rights Reserved.
  139.